カトリックつくば教会の概要

カトリックつくば教会について

カトリックつくば教会は、宗教法人カトリックさいたま教区に所属するカトリックの教会です。「つくば市内にもカトリックの教会を」という信者の声を受け、1985年3月、土浦市大町にあるカトリック土浦教会から姉妹教会として独立し、つくば市手代木に教会堂を建てました。

旅するマリア初代司祭は、イエズス・マリアの聖心会(みこころかい)修道士で米国人のアンドリュー・ヒーリー神父、その後、成田浄司神父、ウィリアム・ドネガン神父(アイルランド人)、フェルナンド・アバロス神父(スペイン人)、再び成田浄司神父、アルフレッド・ガルシア神父(スペイン人)、マイケル・コールマン神父(アイルランド人)とマルティヌス・パリアント神父(インドネシア人)、再びヒーリー神父とスリ・ワルヨ神父(インドネシア人)とネルソン神父(ブラジル人)、楠宗眞神父とロス・コルテズ神父(フィリピン人)、千原通明神父と成田浄司神父およびワルヨ神父と司牧してきており、2015年4月からは山田宣明神父が司牧しています。

信徒会には、茨城県信徒使徒職協議会、典礼部、総務部、司牧部 (日曜学校、侍者、母と子の集い)、会計部、広報部、会計監査、青年会、のほかボランティアグループ、手話グループ、ホーリーコーナー、茨城県カトリック女性の会があります。(一部休会中)

旅するマリア
イエスの洗礼するマリア

ステンドグラスはコングレガシオン・ド・ノートルダム修道院(調布)から、2018年につくば教会に寄贈されたもの

イエズス・マリアの聖心会(みこころかい)

イエズス・マリアの聖心会は、ローマに本部を置くカトリックの修道会です。西暦1800年にパリで設立されました。日本には来日して約50年になり、おもに、山形県と茨城県に教会、幼稚園、老人ホーム等を建てて、福音の宣教をはじめ、各種の教育活動や福祉活動を行っています。

→ イエズス・マリアの聖心会

カトリック教会とさいたま教区について

教皇フランシスコ訪日
(東京ドーム、2019.11.25)

カトリック教会はローマ教皇フランシスコを教父とするキリスト教の教会で、全世界に約11億人の信者を有しています。日本では、1549年8月15日にフランシスコ・ザビエルが鹿児島に渡来したのが最初の始まりです。カトリック教会はその組織が世界中に及んでいるため、教区という小さな単位に分割して統治しています。日本では全国を16の教区に分割し、ローマ教皇に直接任命さた司教とよばれている聖職者がそれぞれの教区の代表者となっています。

つくば教会が所属しているさいたま教区は、茨城、栃木、群馬、埼玉県を管轄していています。また、教区は更に小教区という単位に分割されていて、一般の信徒は原則として自分が住んでいる小教区の教会に所属することになります。つくば教会は、つくば市および近隣市町からなるつくば小教区の教会です。
なお、茨城県では、イエズス・マリアの聖心会(いえずす・まりあのみこころかい)というローマに本部を置く修道会が、さいたま教区司教の命を受けて、教会や幼稚園等の施設を建てて宣教活動や教育活動を行っています。

カトリック教会には、イエズス会やフランシスコ会といった修道会がたくさんありますが、これは目的をひとつにした聖職者が集まって作ったグループで、宗派ではありません。修道会に所属していない聖職者もたくさんいます。また、聖職者でない一般の信徒は修道会に所属していないのが普通です。しかし、修道会に所属していてもしていなくても、修道会が違っていても、みな同じカトリックで、教義はまったく同じです。毎週日曜のミサでは、世界中のカトリック信徒が聖書の同じ箇所を読んでいます。

日本のカトリック教会は、日本の宗教法人法に従って運営されていて、各教区や修道会はそれぞれ独自に宗教法人とし登録されています。また日本の全国のカトリック教会を管轄する組織としてカトリック中央協議会というのがありますが、こちらも独自に宗教法人として登録しています。このため、つくば教会は形式上は、カトリックさいたま教区とイエズス・マリアの聖心会という別々の宗教法人の下に運営されいてることになります。

→ カトリック中央協議会

→ カトリックさいたま教区